‘法学教育’ タグのついている投稿
「法学教育」をひらく(第2回) 青木人志先生 その1
〈対談シリーズお二人目の位置づけ〉
大村:「この対談では、私の目から見て特徴があると感じられる「法学入門書」をお書きの先生方をお招きしています。前回は「概論型」「導入型」という表現を使いましたが、同じことを示すのに、昔から「法学入門」には「お子様ランチタイプ」と「オードブルタイプ」というたとえも使われてきました。お子様ランチは、「子どもに少しずつ大人の味を味見してもらうのはいいこと」という趣旨で、「みんな食べたことがある食材でしょう」という意味もあります。オードブルは「食欲を喚起するもの」という役割です。第1回の君塚正臣先生の本は前者の「知っているものと新しいものとをつなぐもの」にあたり、今回のゲストである青木人志先生の『グラフィック法学入門』は後者の「関心を呼び起こすもの」として優れたものだと思いました。」 続きを読む…
「法学教育」をひらく(第1回) 君塚正臣先生 その2
〈憲法の私人間適用―専門科目との異同その1〉
大村:「高校生を相手に法の授業を試みる人は多くなりました。ネット社会におけるプライバシーの侵害が取り上げられる教材が多いですが、憲法の私人間適用の感覚が希薄だと思います。高校の憲法教育と大学の憲法の感覚は、落差が大きいと感じます。」 続きを読む…
「法学教育」をひらく―専門的法学教育と法教育の間で
◆法学教育と法教育の関係
これまで「法教育フォーラム」では、「法教育」に関する様々な情報を提供し、種々の試みを紹介してきた。その際に「法教育」という言葉は、大学などの高等教育機関における専門教育としての「法学教育」以外のものを指すものとして用いられていた。しかし、「法の教育」という広い理解に立つならば、「法学教育」もまた「法教育」に含まれることになる。このように(広義の)「法教育」を想定して、その中で「法学教育」と(狭義の)「法教育」とを併置し、両者の関係(特にその連続性)について考えを巡らすことは、双方にとって有益なことであるように思われる。
アーカイブ
- 2019年12月 (1)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年5月 (1)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年10月 (2)
- 2018年9月 (2)
- 2018年8月 (1)
カテゴリータイトル
- インタビュー (16)
- はじめに (1)
- 取材日記 (325)
- 報道から (5)
- 対談 「法学教育」をひらく (17)
- 対談 法学部教育から見る法教育 (5)
- 年度まとめ (10)
- 往復書簡 (10)
- 河村先生から荒木先生へ (5)
- 荒木先生から河村先生へ (5)
- 教科書を見るシリーズ (21)
- 法教育素材シリーズ (7)