‘宍戸常寿先生’ タグのついている投稿

法学部教育から見る法教育(第2回)和田俊憲先生(刑事法)・後編

前編からの続き)

<モットーは太陽作戦>

宍戸先生 宍戸先生:もう少し大学の講義についてお伺いしましょう。北風ではなくて太陽作戦で授業されている感じがしますけれども。
和田先生 和田先生:そうですね。太陽ですね。
宍戸先生 宍戸先生:高校の先生や法教育に関わっている様々な方、あるいは高校生のみなさんに、法学部の授業やゼミはどんなものなのかをご紹介することも、この対談の一つのねらいですので、和田先生がどんな授業をされているのかを教えていただきたいです。
和田先生 和田先生:人によって全然違うでしょうから、まったくの一例ということですし、私の担当している科目によってもそれぞれ違いますので、それを前提にお話しします。 続きを読む…

法学部教育から見る法教育(第2回)和田俊憲先生(刑事法)・前編

宍戸先生 宍戸先生:「法学部教育から見る法教育」の第2回は刑事法をテーマとして、慶應義塾大学法科大学院で教鞭をとられている和田俊憲先生においでいただきました。現在は最高裁判所判事になられた山口厚先生の愛弟子として非常にブリリアントな刑法の論文をお書きになるだけではなく、法学部生、法科大学院生向けの教材にも多く関与していらっしゃいます。また、弁護士として、裁判にも関わっておられますし、それから鉄道オタクといいますか、「法鉄学」という分野を開拓されて、『鉄道と刑法のはなし』という新書も出しておられるという、非常に多彩な才能をおもちです。今日は法教育について面白い話を聞かせていただけると思います。よろしくお願いします。
和田先生 和田先生:よろしくお願いいたします。 続きを読む…

法学部教育から見る法教育(第1回)谷口功一先生(法哲学)・後編

前編からの続き)

<高校までの教育に望むこと>

宍戸先生:高校までの教育に望むことはありますか?
谷口先生:繰り返しになりますが、高校の現代社会は非常に範囲が広く、これを教える先生方は本当にたいへんだなと思います。 続きを読む…

法学部教育から見る法教育(第1回)谷口功一先生(法哲学)・前編

宍戸先生:第1回は、首都大学東京の谷口功一先生をお招きしてお話を聞いてまいります。
谷口先生のご専門は「法哲学」です。先生のご研究・ご関心の範囲は非常に広汎にわたっておりまして、非常に抽象的で理論的に高度な研究をされている一面もあれば、スナック研究ですとか、現代社会の生理と病理をショッピングモールを切り口に分析した『ショッピングモールの法哲学』(白水社,2015年)を執筆されたりといった、たいへんユニークな先生です。また、特に「公共性」に関するご研究もあり、まさに、学習指導要領改訂で設置される新科目「公共」を考えるにあたり最適な方をお招きしたと思っています。本日はよろしくお願いします。
谷口先生:よろしくお願いします。私は、法哲学者なのですが、みなさんにはあまり馴染みがない分野かとも思いますので、まずは法哲学とは何なのかについて簡単にご説明したいと思います。
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法学部教育から見る法教育(第0回)

 本企画は、憲法研究者である私が「法学部教育から見る法教育」というテーマで、さまざまな先生方と法教育・主権者教育と法学部の教育の関わりをテーマに対談するものです。

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